【CentOS 7】SSHのセキュリティ対策でポート番号を変更する


centos7-ssh-port

前回、何者かにSSHでアクセスされ、すべてのアカウントがロックしてしまったお話をしました。

またまたセキュリティのお話です。自宅サーバー(CentOS 7)に何者かがアクセスしたのか、SSHでログインに失敗しまくってアカウントがロックされてしまいました。以前も紹介した対処法で失敗回数をリセットしようと思ったのですが、すべてのアカウントがロックされて...
CentOS 7ですべてのアカウントがロックされた場合の対処法 - Minory
以前からある程度セキュリティ対策をしているつもりなのですが、今回はもう少し強化していきます。

今まで行った対策

こちらのサイトではすごくわかりやすくSSHセキュリティ対策について記載されています。

私が普段行っているSSHのセキュリティ対策についてまとめました。基本編まずは、比較的簡単にSSHのセキュリティを向上させることが出来る項目ついてまとめています。対策内容セキュリティアップデートの実施プロトコルのバージョン指定SSHのポート番
SSHのセキュリティ対策について - server-memo.net
今回は、「対策内容」の3番めにある「SSHのポート番号変更」を紹介します。
というのも、ポート番号も1度変更したことがありましたが、IP制限をかけたので外部からのアクセスは無いだろうと判断して元に戻した経緯があります。
SSHのセキュリティはずっと悩ましい問題です。一応、セオリー的なものはあるものの、安全性と利便性は相反するものです。自宅サーバを構築したら、外出先からアクセスできるようにしたいのが本音ですが、持ち主が外からアクセスできるということは、他からもアクセス...
SSH接続を指定したローカルIPアドレスのみに制限する方法 - Minory
この対策も行えば、参考サイトの「鍵認証方式への変更」以外はすべて実施することになります。

SSHのポート番号を変更

基本的には下記のサイトを参考にしましたが、ファイアウォールの部分だけサービスではなくポート番号指定にしましたので、順を追って解説していきます。

### いつも忘れちゃうので備忘録centos7構築する際の手順としてSSHをつぶしてそのほかのポート番号を空けたいときにみるやーつ。ここでは22から2222に変更しています。適宜読み換えてください。## 現在の状態を確認...
CentOS7でSSHのポート番号を変更する - Qiita - Qiita

sshd_configの修正

まずは、SSHを停止します。

systemctl stop sshd

次に、設定ファイルを開き、

vi /etc/ssh/sshd_config

以下の部分を修正します。

# Port 22
Port 2222

ポート番号の追加

続いて、ファイアウォールポート番号を追加します。
まずは、現在の状態を確認しましょう。

firewall-cmd --list-all

sshd_configで設定したポート(TCP)を追加します。

firewall-cmd --add-port=2222/tcp --zone=public --permanent

そして、不要になったSSHを削除します。

firewall-cmd --remove-service=sshd --zone=public --permanent

最後に、ファイアウォールリロードしたら完了です。

firewall-cmd --reload
CentOS 7ではファイアウォール(以下、FW)のサービスが iptables から firewalld に変わりました。FWの設定は基本的に firewall-cmd にて行います。よく使うコマンドをまとめます。<!-- =...
CentOS 7 firewalld よく使うコマンド - Qiita - Qiita

最後に

念の為、ファイアウォールの状態を確認します。

firewall-cmd --list-all

SSHを起動したら完了です。

systemctl start sshd

ルーター側の設定もお忘れなく。

これで大丈夫だろうけど、それでもヤラれたらどうしよう…。
VPNが突破されたのかな?
最終的には面倒だけど鍵認証方式にするしかないか。




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