RHEL 7でスタティック(静的)ルートを追加する4つの方法
今回は、 Linux の ルーティング テーブル に対して、 スタティック ( 静的) ルート を 追加 する方法をいくつかご紹介します。 と言うのも、場合によっては コマンド がなかったり、設定した結果が思うように返ってこないこともあるので、どのような状況にも対応できるように、知っていても損はないと思います。 スタティック(静的)ルートとは? スタティックルート とは、管理者が宛先 ネットワーク への最適な ルート を手動で設定した ルート のことで、 ネットワーク の状態に変化があった場合でも、他に有効な宛先 ルート があっても、自動的にその ルート に切り替わることはありません。 ルーティングについてはじめから解説。 スタティックルーティングとは - www.infraexpert.com 設定内容の確認方法 ip コマンド を利用して、 ルーティング の設定内容を確認します。 ip r(route) すると、このように表示されます。 default via 192.168.100.254 dev ens160 proto static metric 100 192.168.100.0/24 dev ens160 proto kernel scope link src 192.168.100.10 metric 100 192.168.100.0/24 via 192.168.100.254 dev ens160 proto static metric 101 上の2行はデフォルトで設定されているものですね。 3行目の ルーティング 設定例を見ると、以下のように設定されています。 IPアドレス:192.168.100.0 サブネット:255.255.255.0 ゲートウェイ:192.168.100.254 インターフェース:ens160 メトリック:101 次に、以下の ネットワーク デバイス の情報を見てみましょう。 ip a このように表示されるはずです。 1: lo: <LOOPBACK,UP,LOWER_UP> mtu 65536 qdisc noqueue state UNKNOWN group default qlen 1000 link/loopbac...